鹿児島・茶美豚
   

1.茶美豚(ちゃーみーとん)とは

   

チャーミーポークとも呼ばれる、日本の「ブランド豚」のひとつです。
主な産地は、豚肉と言えばの鹿児島県。黒豚に続く鹿児島を代表するブランドとして有名ですが、鹿児島以外でも飼育されているので 区別するために「薩摩茶美豚」「鹿児島茶美豚」とも呼ばれています。

自然に近い環境でストレスなく育てられている茶美豚は、上質な赤身とクセのない脂、深い味わいを兼ね備えているのが大きな特徴です。
大ヨークシャー種、デュロック種、ランドレース種の三元交配種が主要飼育品種です。

特筆すべきは、飼料用米の他、、穀物飼料(トウモロコシやキャッサバ【鹿児島ではさつまいも】、大麦)を主原料に 緑茶粉末と、お茶由来の成分である「カテキン」を加えた「茶美豚専用飼料」を、出荷前の2ヶ月前から与えられているということ。
カテキンやビタミンEによる抗酸化作用・消臭作用によって、肉の鮮度が保たれ、臭みの少ない豚肉になっています。
他にも、通常の豚肉と比べ、ビタミンEが多い・イノシン酸(うま味成分)が多いという特徴があります。
鹿児島県内ではスーパーで普通に購入が可能なんだとか。
日本国内に多数ある「ブランド豚」「銘柄豚」の中には、一般販売されていない銘柄も珍しくないことを思えば、気楽に手に取れるというのが嬉しいですね。

   

2.名産地

   

茶美豚の主な名産地は、九州最南端に位置する鹿児島県です。
鹿児島と言えば豚肉、中でも全国的に有名なのが「黒豚」ですが、その黒豚に次ぐ新ブランドとして、近年、茶美豚が注目を集めつつあります。

鹿児島・茶美豚
   

3.肉質

   

「脂がしっかりついていながら、サラッとしている」とも評される茶美豚。
ビタミンEが豊富で臭みがなく、甘みがあり、味にブレがないとも言われています。
クセのない甘みはどんな料理へも、深い味わいをもって変貌を遂げます。
ロース、肩ロース、バラ、モモ、ヒレ…ブロックであろうととにかくやわらかいため、お子様からお年寄りまで、幅広い年齢層におすすめです。

鹿児島・茶美豚
   

4.特徴

   

茶美豚は、緑茶粉末と、緑茶成分として知られる「カテキン」が入った飼料を食べて育った豚です。
カテキンには消臭効果や抗酸化作用があるため、茶美豚には豚肉特有の臭みがなく、食べやいと人気です。
他の豚肉と比べて含有率の高い「ビタミンE」のおかげで、鮮度を保ちやすいのも大きな特徴。
冷凍しても、いつでもおいしく食べられるというのはありがたいですね。
さらに、美味しさの大きなポイントである「イノシン酸」。
旨味成分であるイノシン酸が多く含まれているため、ジューシーでやわらかい、高品質の豚肉に仕上がっています。

鹿児島・茶美豚
   

5.おいしい食べ方や調理法

   

茶美豚は臭みがなく、柔らかいのが特徴です。
そのためどんな調理法をしてもおいしいのですが、茶美豚そのものの本来の味を楽しむなら焼肉やしゃぶしゃぶがおすすめです。

さっと火を通し、茶美豚のもつ本来の甘みを存分に味わえるしゃぶしゃぶは、野菜と一緒にいくらでも食べられそうな美味しさ。
そのまま手軽に食べられるハムや焼豚など、加工品も人気の高い逸品です。

鹿児島・茶美豚
   

<茶美豚ロース肉>
胸から腰にかけての背側の肉であるロース。茶美豚のロース肉は、とにかくきめが細かいのが特徴です。
ほどよく脂肪がのり、クセがない上に風味豊か。
しょうが焼き、トンカツ、ポークソテーなどに使うと、極上の旨味と高級感を最大限に味わうことができます。

<茶美豚肩ロース肉>
ロースに続く肩の肉で、筋肉間に脂肪があり、何とも言えない旨味とコクがあると言われています。
ブロック、切り身、スライスと使い勝手が良いのも嬉しいところです。
シンプルな調理法だからこそ、品質の高さを如実に感じられるしゃぶしゃぶ、脂を落として香ばしく焼き上げる焼肉をはじめ チャーシューや煮物などの「煮込み」としても相性バツグン。
さまざまな調理方法で、その魅力を最大限に引き出してみてください!

鹿児島・茶美豚
   
   

6.茶美豚の購入方法

   

地元鹿児島県では、気軽にスーパーで手に入れることのできる茶美豚ですが、県外からの人気も高く 通販での購入や「ふるさと納税」の返礼品として、人気を博しています。
ふるさと納税の場合は、どの自治体にするか、金額をいくらにするかで内容が異なるため、お目当てのものを確認してからのセレクトがおすすめ。
金額と内容、好きな部位や詰め合わせを手軽に選びたいなら、ぜひ通販を利用してみてくださいね。
ハムや焼豚、ウインナーなどの加工品もあるため、お中元やお歳暮など、大切な人への贈り物にしても喜ばれそうですね!
全国どこにいても味わえる、鹿児島の誇るブランド豚「茶美豚」。
是非一度味わってみたいところです。

鹿児島・茶美豚
   
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